知能心理学について知ろう

人間の知能の個人差

知能と知識の違い

・知能

 

知能とは、知的な素質のことをいいます。

 

・知識

 

知識とは、知能というベースの上に構築されたものをいいます。

人の知能と知識

人は、さまざまな知識を持っていますが、
その知識には、大きな個人差があります。

 

そして、知識はその人の興味の方向によって
さまざまな個人差をあらわしています。

 

そして、知識のベースになっている知能にも、
大きな個人差があります。

 

人間の中には、知的にとても優れた人はあまりいません。
同時に、知的にとても劣った人もいません。

 

「草枕」の中で、夏目漱石は、
「向こう三軒両隣り皆只の人である」といっています。

 

沢山の人に知能検査を受けてもらうと、
キレイな富士山型の曲線が出来上がり、
知能の個人間差異は存在します。

 

ですが、ほとんどの人が平均あたりのところに固まっています。

 

知能検査だけでなく、学力検査をしても、
外向性や内向性を調べる性格検査をしても、
平均の人が多いのです。

 

このような検査をしたときにできる山型の曲線を、
蓋然曲線、或いは正常分配曲線(正規分布)と呼びます。

 

 

さて、知能検査には、個別式と集団式があり、
個別的にしか実施することができないものと、
集団的にも実施できるものがあります。

 

個別式の知能検査は、1905年、フランスの心理学者ビネーと、
知的障害児の施設に勤めていた医師シモンによって作成されました。

ビネー・シモン式の知能検査

ビネー・シモン式の知能検査は、
簡単な問題から難しい問題へと並ぶ30個の問題を
子どもがどこまでクリアできるか?という単純なものでした。

 

ですが、1908年になって、ビネー・シモン式の知能検査は、
問題を年齢別に配列するという工夫をし、
「年齢尺度」と呼ばれるものをつくりました。

 

たとえば、普通の8歳の子どもを沢山集め、
そのうちの60〜75%くらいの子どもたちが合格するような問題を
沢山集めて配列したものが8歳児用の尺度で、
この問題が全てクリアできると、
子どもの知的年齢は9歳になったと考えることができるとするものです。

 

このようにして、年齢尺度によって測定された年齢を、
精神年齢(Mental Age :MA)とし、
知能年齢と読んだりします。

 

そして、この精神年齢(知能年齢)に対し、
普通の年齢(満年齢)を、生活年齢(Chronological Age:CA)といいます。

 

ビネーとシモンは、子どもの知能をMAであらわしていましたが、
生活年齢(Chronological Age:CA)を考慮していなかったという
重大な欠陥がありました。

 

たとえば、生活年齢(Chronological Age:CA)が同じ場合、
精神年齢(MA)を直接比べる事はできますが、
生活年齢(Chronological Age:CA)が違う場合は、
二人の精神年齢(MA)を直接比べる事はできません。

 

そこで、アメリカの心理学者であるターマンが、
二つの年齢の比をとり、知能指数(IQ)を作る事を提案し他のです。

 

つまり、IQは、精神年齢と生活年齢から算出されるのです。


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