知能心理学について知ろう

知能心理学について知ろう

知能心理学とは

知能心理学とは、知能の構造についての研究を主に行いながら、
その発達や個人差を研究する学問です。

 

知能とは

 

知能は、物質ではありません。
ですから「知能の構造」というように、
「構造」という言葉を使うのは少し変な感じがします。

 

しかし、心理学では、知能に対して「構造」という言葉を使うだけでなく、
性格に対しても「構造」という子と場を使います。

 

そして、知能の構造についての研究では、
知能という総合的名知的機能が、
どのような因子から構成されているかを探っています。

 

スピアマンの知能の2因子説

 

1904年、イギリスのスピアマンが、
「知能の2因子説」を発表しています。

 

スピアマンの2因子説とは以下のようなものです。

 

「知能という能力は、全ての知的作業に共通するg因子(一般因子)と、
さまざまな知的作業に専門的に働く複数のs因子(特殊因子)から
構成されている。」

 

つまり、スピアマンがいうg因子は、燃料タンクに相当し、
s因子はいくつかのエンジンに相当するという考え方です。

 

ソーンダイクの知能の多因子説

 

スピアマンの2因子説の発表と時を同じくして
アメリカのソーンダイクが「知能の多因子説」を発表しています。

 

ソーンダイクの知能の多因子説とは、以下のようなものです。

 

「知能にはg因子というものはなく、多くのs因子の集合体である。」

 

サーストンの特殊因子の発見

 

1938年、アメリカのサーストンが、「7種類の特殊因子」を発見しています。

 

アメリカのサーストンが発見した「7種類の特殊因子」とは、
多くの知能検査の問題を因子分析法によって分析したものです。

 

そして、サーストンは、その後も子どもの知能についての研究で
7種類の特殊因子に共通するg因子的なものを発見しています。

 

・7種類の特殊因子とは

 

7種類の特殊因子とは、基本的精神能力とも呼ばれるものです。

 

P因子(知覚、判断の速さ)
V因子(文章理解)
N因子(数の操作)
M因子(記憶)
W因子(言葉の使用)
R因子(推理思考)
S因子(図形や立体、空間の認知)

 

この研究により、知能は、最初はg因子的なものであり、
このg因子的なものが、年齢を重ねるにつれて
いくつかのs因子に分化していくものであると考えられています。


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